義母は非人類(わたし的に)

義両親との突然の同居。同じ人間なんすか?

はと麦茶


いつものように、帰宅すると、

いつものように、和室から義母が

「おかえりぃ」と出てきてすぐ引っ込んだ。




ほんと、出てこなくていいんだけど。




と、いつものようにイラッとしながらリビングに入ると、

先に帰宅していた夫が、



「おかえり。

かあちゃんが、お鍋焦がしちゃった、ごめん、

だって。

聞いた?」




いや、ほんの3秒前に会ったけど。




一言もそんなこと言ってないぞ。




「お鍋?なんで?」




「知らん。」





お鍋確認。





焦がして削り取ったらしく、

お鍋の底が変に青光りしていた。




なんとか元に戻そうとしたのはわかった。




オール電化にした時に、粗品でもらったIH用のお鍋。




特に愛着もない。




まぁいいかー。







次の次の日、義母にまともに会ったので、

訊いてみた。




「お鍋、どうしたんですか?」




「あっ!ごめんねぇ。

焦がしちゃって。」





「そんなひどくもなかったですよ。

それより怪我とかしてませんか?」




「うんー。怪我はしてないんだけど。

お鍋焦がしちゃったからー。」




「何してたんです?」




「お友達にハト麦茶、もらったじゃない?

(知らん)

それをね、煮てたらね、

焦げちゃった。

底も裏ももう、真っ黒!!!

使える?」





いや、ちょっと待て。





ハト麦茶を煮出してて焦がすって、

相当放置してたってことじゃないの???




だいぶヤバイよね??




たぶん、コンロの方で、異常確認して、

勝手に止まってくれたんだろう。




「えーっと…

火事になるので、気をつけてください。」




「ほんとよねー。」





他人事かっ!!!





ヤバイなー、本気でボケたかなー。





とりあえず、IHにしておいて良かった。





つか、

謝らなきゃいけないことは、

すぐに自分で謝れと。




子供じゃないんだから。




まったく。