義母は非人類(わたし的に)

義両親との突然の同居。同じ人間なんすか?

枯れ枝de カーテン


冬の終わり。



道路に面している猫の額のような庭は、

義両親の部屋からそのまま出られる場所。



庭に、フェンスがある。



そのフェンスに、ムカゴの枯れ枝がみっしり絡みついていた。



ムカゴは雑草?なので、育てているわけではない。



勝手に自生している。



抜いても抜いても生えてくる。



茹でると美味しいんだけど、まぁ何年かに一度、

気が向けば茹でて食べるくらい。




でも、その枯れ枝に隠れて、カマキリの卵がくっついている。




産まれたら恐ろしい数のカマキリがうじゃうじゃと…




群れてる物が苦手なので、卵を見つけたら毟り取るようにしている。




枯れ枝、枯れ草にかくれて、いくつかの卵が。




気持ち悪い…




仕事からの帰りに、いつも枯れ枝の見すぼらしさが嫌になっていたので、



思い立って枝を全部取ることにした。




枝切りバサミで、30分くらい格闘して、

やっと殲滅。



ふへー、スッキリした!!!



と、自己満足。




ゴミ袋2個分。



大仕事。





すると、リビングで一休みしていた私に、

義母が話しかけてきた。




「庭のあれ、切っちゃったの?」



「はい、見すぼらしかったので。」



「部屋にカーテンなくて外から丸見えだから、

カーテンがわりにしてたのに。」




知らんがな。





義両親の部屋は和室のため、カーテンではなく障子がついている。




障子を開けると丸見えになると苦情がきたから、

引っ越してきてすぐに、スダレも用意してあげた。




が、スダレはつけない。




スダレをつけろ。





というか、なんでも私にどうにかしてもらおうと思うなと…





日がな一日ゴロゴロしてるだけだから、

外からあなた達はきっと見えないでしょう。




部屋の中を見られるのが嫌なら、

その部屋にあるガラクタやらなんやらを片付けてください。





と、イカってた冬から、半年ほど経ちました。




洗濯物をいつも二階に干しに来るのも大変だろうと、

庭へ出る場所に、突っ張り棒でできる物干しを購入。



これで、階段の上り下りもないし、

私が洗濯したくても義母が先に洗濯して干せないなんてこともなくなる。



良い買い物をした。








と、思ってたのに。




義母はその物干しに、スダレをかけていた…




ʅ(◞‿◟)ʃ








「明日、洗濯物、二階に干していい?」



「いや、せっかくつけたんだから、下に干せば…」




「だって、雨だから。部屋干しするしかないじゃない。」




「あー、雨…」




「そ、雨。

ね?うふふ…」





うふふじゃねぇ。




Σ(-᷅_-᷄๑)っ







結局、物干しはスダレ掛けになり下がり、

洗濯物は二階に干しに来る。




「せっかくつけたんだから、下に干せば…」




「だって、二階の方がよく乾くきがするの」




あなたたち、ここに来るまで二階のある家なんて住んでないじゃないか。



普通に一階で干してたじゃないか。



一階で乾くわ、そんなもん。




あぁ、いつになったら関わりを持たず生活できるのだろう…




(T-T)