義母は非人類(わたし的に)

義両親との突然の同居。同じ人間なんすか?

年金問題

年金の振り込まれる15日は、とりあえず生活費を払ってもらう日にしている。



が、あまりこの日にもらったことはない。



だいたい、2.3日後に、仕事から帰ってくるとリビングのテーブルに置いてある。



まぁ、面と向かって渡されても、お互い何を言えばいいのかよくわからないからそれでいいんだろう。



それが。



今月は、前の日の14日にテーブルに置いてあった。



ほぅ。



どうしたどうした。なにかあったか。



と思いながら、お金を片付けようとしたら、



夫が「なんかさ。」



と言い出した。



「なんかさ、年金が二人とも、2万ずつ引かれてるんだって。


だから、5万はきついからなんとかして欲しいんだって。」





なんと。



二人とも2万ずつってことは、

二人で4万も?!




それはひどいな。たしかにひどい。



「なんで?」



「しらん。わからんて。」




調べろよ…



そもそも年金の少ないひとに、さらに減らすって、どゆことよ。



長生きしたらしただけ年金減らされるの?



罰ゲーム?







そこから、検索検索ですよ、

  • 年金 突然減る なぜ
  • 高齢者 年金 減額
  • 長生き 年金 減らされる

……





いろんな単語を入れて検索しましたが。



ぜんっぜん意味わかりません。



扶養なんちゃらかんちゃらがどーしたこーしたとかが一番近いか??

と思い、記事をよく読んでみると、

申請方法が間違っているとびっくりするくらい減額されるらしい。



これかなー?



わからん…



一人で考えてもわからないものはずっとわからない!



てことで、リビングに義母が来たときに訊くことに。




「年金、減るんですって?」




「そう、そうなの。2万ずつ。」



「なんでですかね。」



「わからない。」



「いや、あの…なんか、申請してないとか、間違ってるとか、ないですかね。」



「いやーそんなーなんか書いた覚えもないしー」




「確定申告とかは」



「ほら、もう何年も仕事ほとんどなかったから、そういうのもしなくてよくなるじゃない?

だから、もうなんっねんも、してないのよ。」




「じゃ、なんか、通知とか来てますよね?年金減りますよー、みたいな。」



「知らない」



「うん、でもね、いきなり減らされるとか、無いじゃないですか。

なんか、申請書とか、通知とか、残してるでしょう?」




「なにもないわよ、全部捨てた。ここに引っ越す時に捨てろって言われたし!」



「…いや、あー、うん、そう、でも、申請し忘れとか申請間違ってたとかだと、お金戻ってくるかもしれないですよ?」




「えっ…そう、そうね、うん、いや、そうね…」




と、年金額が書いてあるハガキと、医療費が書いてあるハガキを持ってきた。



     あるやんけ




なんでこの人はこう、想像通りなんだろうか。



ため息しか出ない。



そして、年金額の決定通知と、

いつ、なににいくら使われて手元に来る金額はいくらか、がわかった。



たしかに、ほんとに少ない。



アリとキリギリスだよね。



将来のこと考えてお金使ってなかったからこうなるんだよ。



それはわかったけれど、

なぜ減るのかは全くわからない。



そりゃそうだ、決定通知だから。



とりあえずよく見ると、


令和元年8月は900円の後期高齢者医療保険料額が、

10月から13300円に跳ね上がってる。




そらすげーぞ?




安かったのが高くなった、ということがわかる通知だけを選んで持ってきたんだな、義母。



でも、どう計算しても、

高くなってるのは12100円で、

2万ではない。



そうだったな、引き算もできないんだよね。



大袈裟に言えばいいってもんじゃないぞ義母。





そしてまた、検索検索…




わからん。



わからんので、夜なのでどこにも訊けないので、

お金のことにはちょー細かくて詳しい我が父にきいてみることにした。



が、やはりわからない、と。



最低限の年金しかもらってないみたいなのに、

この後期高齢者医療保険料額だけが上がるなんてのは見たこともない、と。




そこから、父の独演会が始まる。





「おとーさんは、お前のおじーちゃんもおばーちゃんも、お金なんかもらわないでずっと一緒に生活してたぞ。



年金は自分のために使えばいい、てもらわずにいたから、二人とも好きなようにお金使ってたわ。
それが良かったかどうかはわからんけどもな。

でも、おとーさんはそれで良かったと思ってる。

お前が大変なことや色々頑張ってることも知ってるけど、
まぁ、もし、そこまでやらなくていいのであれば、
ご両親からお金もらおうとしなくてもいいんじゃないか?

そうすれば、お前の株も上がるし、きっと人生も豊かになるよ、うん。」










あーあーあーあーーーーーーー






わかってるわさ。



お金のことでいちいち腹立ててイラついてめちゃめちゃ疲れるからもう全部知らんぷりしてどうぞどうぞて言ったらラクやわさ。



でもね。




子供の将来のために必要だし、

私(たち)の将来のためにも必要だし。




お金は要るのよ。




でもぶっちゃけ、もらわなくてもそこまで困らないんじゃないかとも思うのよ。





でも!でも!でもだ!





ムカツクねん。




同居を始める時、


世話になるねー、これ、少ししかないけど


とかなんとか言って、多少なりともお金渡すとか、

普通あるだろうと。




ない?ないかな?




私だったらそうする。




でも、同居する前の、家賃を全部払ってる時も、

当たり前のように、

1円も払うことなく、

「だって、お金ないから」

と、楽しそうに暮らしてた。




その根性が!


気に入らんのだっっ!!




父にしてみたら、

「うちの娘は、どうしようもない義両親をなんの見返りもなく養ってやってるんだ。」


とか言って、自分の手柄みたいに自慢したいだけなんだろうな。




疲れた…



もうどうでもいいや…





と思ったが、とにかく、問い合わせることに。




次の日、年金機構に電話してみたけどまっっったくつながらず、

父のアドバイス通り市役所に電話したら説明してもらえた。



義両親だけの時は世帯主が義父で収入が低いから軽減されてた保険料が、

うちに寄生することになって世帯主がうちの夫になったため、普通の額を払わなきゃいけなくなり、

その事実の発覚時期が遅れたから、支払い時期がずれて、

何割か上乗せされて請求されていて、

それも今年の8月には正常な額になる、と。




まぁ、結局、600円だったのが6950円になってしまうということですが。




と、いうことを、義母に告げると、

「…へぇ…そう…」




帰宅した夫にも説明する。




「ふうん。

なんかさ、保険もさ、3万も払ってるんだって。」




「は?」




「10万しか年金入らないのに、嫁さんに5万渡して、3万保険で払ったら、手元に2万しか残らない、て。

だから、貯金を切り崩して嫁さんに渡してる、キツイ、て。」




「保険て、なんの?」




県民共済がん保険らしいけど」





癌になったとして、いったいどれだけ生き続けたいんだ…




貯金崩してまで払わなきゃいけない保険て。





さて、どうしてさしあげようか。




14日に持ってきたのも、

「年金じゃないのよ、貯金崩したの」てアピールだろうな。



お金無いのがわかればすぐ戻してくれるんじゃないの?みたいなことを考えてるんだろう。





知らんけど。






めんどくさ…