蓋と貼り紙
まただ。
炊飯器の蓋が開いていた。
しかも、今回は、スーパーで買ったお米ではない。
ふるさと納税で頼んだ、佐賀の美味しいお米っっっ!
なぜっ!
なぜこれをダメにするっっ!
表面はカッチカチ、その下はなぜか団子状態。
どうする、この米…
悩んだけど、とりあえず蓋をして放置することにした。
蒸気がきっとお米を戻してくれるに違いない、と期待を込めて。
私の叫び声をきいて、夫が義母に伝えたらしい。
「(夫)ちゃんに、どれくらいの量がいるかきこうと思って開けただけなのに…」
夫は私が帰宅する前に犬の散歩に出て行っていた。
てことは、少なく見積もっても30分以上は蓋が開いたまんまだったわけだ。
なぜでかける人間にご飯の量を尋ねなきゃいけないのだ。
嘘やろ。
さすがに腹が立って(だって美味しいお米)、
はらたつ〜〜!!
と叫びまくった。
晩御飯はそのお米しかなかったから食べたけども。
ひたすら不味い。
いつものように冷凍はせず、そのまま保温。
明日、あんたらが食べよしっっ!
どうしたら開けっ放しを防止できるか色々調べたけど、そんな便利グッズは無かった。
開発するしかない。
できないけど笑笑
誰かしてくれないかな。
最終手段、貼り紙作戦。
否定語を使うとそれが頭に残ってまた失敗するから、「〜しない!」ではなく、「〜しよう!」にすると良い
大人の字だと、何を書いても悪く伝わるから、子供に書かせる
というアドバイスを友達からいただいたので、
こうなりました笑
効き目はあるのでしょうか。
…ないかなー。
そして、貼り紙はもう一つ増えた。
お風呂場にある、浴室乾燥機のスイッチ。
「最近、お風呂場が寒いんだけど。
なんとかならない?」
と義母が夫に訊いてきたらしく、夫は、
冬季入浴
という、換気扇が一時的に止まるスイッチを教えたらしい。
私がお風呂に入ろうとしたら、
「換気」「強」
で、がんがん換気扇はまわっていた。
なぜそっちを押してしまった…
可哀想なので、
「ここ」
と、
そこはかとなく
やさしさ
が出るのではと意味わからん考えで、全部ひらがなで書いてみた。
んー、どうでしょう。
そして、
「明日食べよし!」
と蓋をしておいたご飯、
次の日の朝に、
「いや、なんか、わたし、すごい心の狭い人間なんじゃ…こんな仕打ちをわざわざするとか…」
と、一人煩悶し、
おにぎり作って食べました。
気、弱いんです…