義母は非人類(わたし的に)

義両親との突然の同居。同じ人間なんすか?

生活費

同居生活初日、それまで話ができなかったので、毎月いれてもらう生活費について話し合った。

 

義両親は、少しだけ会社に属してたこともあったらしいが、ほぼ自営として仕事をしてきた。

なので、国民年金しかない。

 

どんなお金の使い方をしてきたのかこれまでなにも聞いたことはなかったが、

お金がないお金がないと言い続けていたので、ほんとに全く無いんだと思っていた。

 

いくらなら生活費としてうちに出してもらえるかを決めるため、通帳を全部出してもらう。

 

小さなポーチに何冊か入ってるうちの一冊を出された。

 

や、全部出してもらっていいですかね…

 

ひと月にどれだけ何に引き落とされているかを書き出していく。

水道光熱費と保険料がやけに高い。

 

「あとね、老人会の飲み会の積立とか卓球とかカラオケと、新聞代と、(仕事してた)組合の旅行とか飲み会の積立と、あとー、病院も行かなきゃだし、お薬代もけっこうするし、それからぁ…」

 

楽しんでおられたようで何よりです。

 

 

毎月使うお金を年金から引いて、残金は86000円。

 

食費と日用品費に全部は使わないよね?

老人二人、家賃全部払ってもらって、これだけあればけっこう贅沢してたんじゃないのか?

 

ふつふつと湧き上がる怒り。

 

「うちに1円も入れられなかったってことは、これだけのお金が食費に消えてたわけですよね?じゃ、これからもそれくらいかかる、てことだろうから、7万、生活費としていただきます。」

 

「いや、それはいくらなんでも高すぎるでしょう?手元に全然残らないじゃない!」

 

「15000円ちょっとは残ります。それに、150万、貯金あるじゃないですか。足りなかったらそれを使ってください。うち、貯金は全くないんですよ、家賃払ってたから。」

 

お金が全くないと言っていたけれど、あった。

150万。

80年近く生きてきた人間の貯金にしては少ないだろうけど、お金がないとがっつり人に世話になりっぱなしの人間にしてはあるんじゃないか?

 

うちは、家賃を払い続けたせいで、お金が底をついているのだ。

せめて半分出してくれていたら、あと4年くらい同居せずに済んだのに。

 

 

過ぎたことをどうこう言っても仕方がない。

 

「とにかく15000円。それでやってください」

 

義母は

「そんなのでやってられないわよっ!」

と鼻息荒く引き下がる気は無さそうだったが、義父が、

「まぁそういうんならやってみようか。無理なら頼めば出してくれるんでしょ?」

 

「まぁ、事と次第によっては、相談に乗ります。」

 

気は弱いのだ…

 

そうして、話し合いは終わった。

義母は具合が悪くなり、しばらく部屋に引きこもった(晩御飯には普通に出てきた)。

 

夫を交えず、私と義両親だけで結論を出した。

夫が、「俺いなくてもいいでしょ。任せる」と真剣に取り合ってくれなかったのだ。

 

疲れた。

こんなんでほんとにいいのだろうか。

不安しかない。

 

 

帰宅した夫に今日の話し合いを事細かに話す。

たぶん、理解してくれただろう。

 

 

 

次の日の夜。

 

「とーちゃんから、いくらなんでもあの額はない、て言われたよ。」

 

へ?

義父が、それでやってみよう、て言ったのに?

 

「(嫁、つまり私)と話しても、どうしようもないと思って、俺から(嫁)に話してもらったらなんとかなると思ったみたいよ。」

 

なるかぃ。

余計になるかぃ。

なんでそうなる。

 

 

足るを知る。

ある中でやる。

自分の立場を理解する。

 

そんな感じ?