義母は非人類(わたし的に)

義両親との突然の同居。同じ人間なんすか?

米問題

義両親が来てから、毎日流しにふやけたご飯が残るようになった。

 

お茶碗に、ご飯が残ったまま、ごちそうさまをするんだろう。

 

あり得ない。

 

子供の頃から、食べ物はキレイに全ていただきなさい、と言われて育った。

好き嫌いなど、許されなかった。

そういうものだと思っていた。

 

なのに。

田舎で育ってきた老人が、米を粗末にするとは。

驚きである。

 

その親に育てられたはずな夫は、米を一粒残さず食べる。

 

どゆこと??

 

「そうなんだよなー。二人があんなに汚く食べてた記憶はないんだよね。

まぁそもそも、

 

      しつけとか、された記憶がないんだけど。」

 

 

まじか。

しつけをされてないなら、夫はよくここまでほぼまともに育ったなぁと感心する。

気になるところは多々あるけれども。

多々。

でも、出されたものは残さず食べる、という点では、ちゃんとしている。

 

本人達に、ご飯を粗末にしているという自覚がないんだろうなー。

 

みんなが晩御飯を終わってから帰宅することが多いんだけど、

さてご飯を食べようと炊飯器に向かうと、蓋が開いている…

ご飯はまだお茶碗3杯分は入ったまま。

 

表面かぴかぴ…

 

え、嫌がらせ?まさかそんな…と思ったけれど、義母に

「蓋、開いてましたよ〜」

 

「えっ!そんなっ!」

 

ワザとではない。

まぁいくらなんでもワザとじゃないよね。

 

と思ってたら、一週間に2〜3回(すごい頻度だな)は開いてることに気づく。

 

そうか、覚えていられないんだ…

 

「貼り紙でもしとけば?」

と友人に言われたが、貼り紙があることも忘れるだろうし、そんなことしていたら家中貼り紙だらけになってしまう。

 

仕方がないことはある。

 

 

同居前は夜にしか米を食べなかったので、米を買うことはあまり無かった。

が、同居してからというもの、米の消費量がハンパない。

あっという間になくなる。

スーパーで米を5キロ買ってくると、義母、

 

「それだけ?足りないわよ」

 

いや、言い方…

 

 

義父は、食事中にぼろぼろこぼしながら食べる。

その度、息子は

「じーちゃん!落ちた!また落ちた!」

とうるさい。

 

「歳とると、こぼしちゃうんだよ」

 

違う、口に頬張りながら喋るからこぼすのだ。

 

こぼしちゃうんだよ、と言いながら米粒が落ちる。

 

「落ちた!そこ!」

「これか」

「袖にも!」

 

夫が見兼ねて袖に落ちた米粒を取ってあげた。

それをどうするか一瞬悩んで、

食べた。

 

       それ、口から出たヤツ…

 

世の中には知らない方がいいこともある…