義母は非人類(わたし的に)

義両親との突然の同居。同じ人間なんすか?

中途半端

ベランダに出る所の網戸が、なぜか真ん中にスライドさせてある。


毎晩、私が端に寄せても、必ず次の日に気づくと、

真ん中にスライドさせてある。


虫が内側に入ってしまう。


まぁ、今はほとんどいないにしろ、このままではいけない。


きっと、少し暖かくなっても、

放置しておけばずっと真ん中に網戸だ。


虫をむざむざ入れてやるわけにはいかない。


と、思いつつ、夫に話をする。


「二階の網戸、いつも真ん中になってるんだよねー。

寝る前に絶対私は端に寄せるんだけど、

絶対に戻ってる。

なんで?」



「あー、それもそうだけど。

風呂のさー、タオルが真ん中にあるのも、

イラっとするよね。」



風呂のタオル??



「ほら、身体洗う、あれ、ボディタオル!!

あれがさー、風呂場のど真ん中にぶら下がってて。

湯船に入りにくいし、なんか触っちゃうし。

なんでここにぶら下げるんだろう、て。」



以前、「毛」の時に書いたように、

お風呂場の真ん中には、浴室乾燥用の突っ張り棒が一本かけてある。


私のボディタオルはその棒の入り口から一番遠いところにかけてある。


その棒の、ちょうど真ん中に、義両親の使っているナイロンタオルがかけてある。

邪魔。


どこから湯船にアプローチしても、絶対に引っかかる絶妙な位置にかけてある。


しかも、大っ嫌いな「毛」も、もちろん何本もぶら下がったり絡みついたりしたまんま。


う、書いてて吐きそう…


うぐっ…



「私、前から言ってたけど、やっとわかってくれたのね。」


このところ、私の帰宅が遅いので、夫が一番風呂になることが毎日になっていた。


それまでは、私が一番に入り、

タオルを手前に移動させ、

その後、息子と夫が入っていたので、

この邪魔さ加減が伝わらなかったのだ。




どうだ、すごぉく不愉快だろう。




と、言うことで、言ってもらうことにした。



数日後。

「どう?タオル、端に寄せてあった?」


いや、いつも通りに真ん中でしたがナニカ?


「えーっ…

言った日にもう既にできないって、なんだよ!」


いや、あなたのご両親です、是非そう罵倒してください。



夫がタオルの事を話した時、

真ん中に掛けとくと、落ちたものが湯船のふちにたまらないから、というのが理由だったそうな。


たしかに、棒の端にかけると、浴槽のふちのだいぶ広い部分になるので、そこに水滴やらなんやらが落ちてしまう。


いや、でもですね、

色々落ちないようにキレイにしてから掛けましょうよ。


と、私なんかは思うんだけど。


気をつかうとこ、ズレてません??



そして、網戸。

義母に、あれはなんか意図があるのか訊いてみた。


「あれ。うん。あるの。

泥棒がね、入ってくる時に、

あそこにしておくと、

網戸を開けてからカギを開けなきゃいけないでしょ。

そしたら、音がするじゃない、網戸を開けるのに。

嫌がるんじゃないかなー、て。」


なんと、防犯対策でしたか。


「そうなのー。

修学旅行の時にね、泥棒が入ったのよ、宿に。

二階でね。

ほら、泥棒って、二階からの方が入りやすいっていうじゃない、

あれ、ほんとなんだなー、て。

だからね、二階、網戸をね。」


うちには犬以外には、盗られて困るお金も物もないです、はい。


家の前でタバコ吸ったりしてるから、

人がいるアピールできてますよ、きっと。


貧乏くさいカッコしてるし。


網戸、寄せておいてください。



修学旅行って、昔っからあったんだなー。

とか、どうでもいいことを考えました。