義母は非人類(わたし的に)

義両親との突然の同居。同じ人間なんすか?

掃除する義父、洗う義母


お休みの日。


玄関を開け放って、義父がなにかしだした。


虫が入る…と思いつつ、何をしてるのかチラッと見てみると、

ホウキを持って玄関のたたきを掃きだした。



乾いた土と若干湿った泥がある。



ん?


さっきまでは見当たらなかったのに。




と思ってたら、掃除が終わったのか義父が家に入ってきた。



と思ったら、またホウキを持って土と泥をはきだした。




え、また土と泥が増えてる??




どうなってんの??



と、よく見てみると、

義父が履いている靴(雨用?)がドロドロ。




掃いて外に泥を出して、汚れた靴のまま戻ってまた玄関に泥を持ち込む、のループ。





靴を洗ってきましょうよ…





結局、靴を洗うことはなく、

掃くのを繰り返すうちに泥が減ったのか、

玄関がひどく汚れることはなくなり、

義父の掃除は終わった。





でも、靴は汚い。





洗ってやるのもなんかムカつくので放置…




でも玄関や私たちの靴まで汚れそうでまたムカつく…





負のループ!!!!








義母が食器を洗っている。



食器用に限らず、洗剤の減り方が半端ないのだが。




食器用洗剤がゲキ減りする理由。




それは…



洗剤を直接食器にぶっかけるから。






え、スポンジにかけないの??





いやもう、自分が普通だと思ってたけど、

違うの?



洗剤は食器に直接なの??






…わからん。






洗濯洗剤はジェルボールだから必要以上には使わないだろう、

とおもってたのに、

2個使って、さらにハイターと柔軟剤をドボドボ入れていた。





洗濯は、こうするんですよー、と言っても、

だってそれくらい入れないと、

で終わってしまった。



柔軟剤が好きなんだと。





好きにしてください…







と言ってるのに、

ムカつくのはムカつくのよ!!!!!!!




そう、


負のループ

イカの刺身

久々に、スルメイカを丸々買った。



包丁を研ぎに出したばかりなので、

ウキウキしてさばくことにした。





マグロと一緒に、漬けにした。



丼にする。




後からわかった。




イカにもアニサキスがいて、

青魚にいるみたいにはよくわかる感じではなく。




すこーし黄色味がかってるけど、

白い身の中に入ってしまっていることがあるらしい。




まじか




漬けにしたら、もうなぁんもわからん。






今日は土曜なので、義両親も一緒に晩御飯。



義両親の丼に入ったイカに入ってるとか…





賭けだな。ふ。




わざとじゃないもん。





いやー、それにしても、綺麗に捌けた。




そして、ゲソとエンペラの肝焼き、

ちょー美味しかった。





アニサキスはいたのだろうか…




こわ…

うなぎ



コロナでお店が潰れます!




買ってください!!




というのがテレビやネットで流行り出した頃、

うちはほとんど影響を受けてないし、

お出かけも全くできないし、

美味しいものをわざわざ食べに行くこともできないから、

と色々理由を自分でつけて、

うなぎを買うことを決定。




静岡のうなぎ!!!!




高い!!!




でもきっと、めちゃくちゃ美味しいはず!




頼んでから一週間ほどして、

明日届きますよー、というメールが。




ステイホームしている息子に、

「明日届くって!!!

冷凍で来るから、すぐに冷凍庫に入れてね!」




とお願いして、仕事へ。




帰宅。




息子「おかーさん!!!

うなぎ、来てるよ!!!!

すぐ冷凍庫入れたよ!!!

今日はうなぎ??!!」





美味しいもの大好きの息子、

テンション上がりまくりである。





「きみが受け取ったの?」




「うぅうん、ばあちゃん。」




「そっか。ありがとう言わなきゃねー。

で、冷凍だから、すぐ食べられないなー。

解凍は冷蔵庫でゆっくりになるから、

うなぎは明日かな。」






「そっかぁ…でも明日たべられるんだね!」




そだねー。」





と、冷凍うなぎを冷蔵庫に入れて、

晩御飯を作り出す。





と。




義母が来た。




「今日はー…一緒に食べていいかな?」





「へ?まだ食べてないんですか?」





「うん、そうなのー。

待ってていい?





「はぁ…

構わないですけど、今から用意するから、

遅くなりますよ?」





「いいわよ、そんなのー!!

じゃ、待ってる!!」





…なんだそのウキウキ感は。





多少訝りながら、晩ご飯を作り出す。




ヒレの塊肉を切ってたたいて、

ジンジャーオニオンソースでいただく。




柔らかくして、じーちゃんでも食べやすく。




サラダとお味噌汁を作ってできあがり。




「じーちゃんとばーちゃん呼んであげてー」




と、息子に声をかける。





義両親登場。




「すいませんねぇ。ふふ。

あ、あれ?あら?あー…」




なんだ????




よくわからんが、とりあえずキッチンを片付ける。




すると、義母のささやき声が。





これ、食べる?」




と、取り分けておいたおかずを、

横にいる夫のお皿に滑らせていた。





え、食べたかったんじゃないの????





いつも自分たちだけで食べるときは、

ごはんによくわからない作り置きの漬物みたいなのを載っけるだけとか、

お茶漬けやら、

小鍋に色々ぶちこんでネコまんまみたいなとか、

とにかく「作る」という行為はほぼない、

なかなかな晩御飯だから、

たまには一汁三菜的なものが食べたいんだ、

と思ったんだけど、

どうやらそうじゃなかったらしい。




つか、待ってるわねー、と言われて、

これいらないわー、

とか言われるって、




なんの苦行???




気分が悪い。





腹立つなぁ、と思いながら食事を終える。





そして、ふと気がついた。





そうか、うなぎか。






受け取ったのは義母だった。




息子と一緒に箱を開けて、冷凍庫に入れたのだろう。





「今日はうなぎだー(^O^)」



とでも息子が言ったのかもしれない。






そう考えるとすべて合点がいく。





うきうきと私に声をかけたこと。




食卓についた途端の落胆の声。








いや、あのね。





うなぎ、あなたたちのじゃないですよ??




と思っていると、

夫に、「じーちゃんばーちゃんが食べるほどは無い感じ?」

と訊いてきた。





いや、そりゃなくはない。





でも、一人が食べる分はもちろん減るよ?





せっかくの思い切ったお買い物なのに。




とは思ったけど、

じゃぁ明日、じじばばの分も出すかー、と、

残してあったうなぎも全部解凍。





ちっ。





なんだかんだ言っても、

自分の親は大事なんだろうな。





次の日の晩ご飯。




豪華静岡のうな丼。




どーん!!!!




義両親は、カレーですらお茶碗に入れるので、

うなぎもお茶碗のごはんに載っけて。




ま、1.5センチ幅✖️2、てとこですな。





どーん




はい。

おまけ??


年金問題がもちあがった次の月の15日。





玄関を開けると、夫はすでに帰宅していた。





リビングの机の上には、

いつも生活費を払うときに入れてる

信用金庫の封筒が。




「それ、生活費だって。」





「お。さぁて、いくら入ってるのかなぁ。」




と、封筒を手に取り中を確かめる。






おー!まさかの!




5万円!!!!!






「ほはー!」





と驚きの笑いをすると、夫に、





「そう。でさ、

おまけしてくれないのかしら

て言ってた。」






オマケ





オマケってなんだよ。






てめぇふざけんななにがおまけだこっちがなんか無理言ってるみたいな言い方するんじゃねぇよこれでも足りないくらいだよ出てけ






くらいの呆れと怒りが湧き上がりまくったわけですが。





「入ってくるお金が減ったということなので3万でいいです。

でも、8月を過ぎたら5万に戻してください。

と伝えて。」





と、夫に2万を渡す。






義両親の部屋へ行って戻ってきた夫が特になにも言わないので

「なんか言ってた?」


と訊くと、



「ありがとうございます、て。」





…ほんとはなんも言ってないんだろ。






おぅおぅ、なんかほんと、私、悪い代官みたいじゃないか。





ほんと、お金のことでごちゃごちゃするのは
気分が悪い。






が、大切なことなんだ!!







そして、お国から、給付金10まんえんをいただけることになった。





あー、なんて素敵。





これでうちも少しはマシな生活ができるわ♡





もしかするともしかして、義両親の分を




「いつもお世話になってるから」



とかなんとか言って、

少しくらい包んでくるんじゃないかしら♡





うふふ♡





と、1ミクロンくらいの期待をしていたけど、

まぁもちろん、



「あら。これ、〔夫〕ちゃんのところに来たの?

なかなかもらえないからどうなったのかと思ってた。」




で、終わったよね。うん。





わざわざ仕事帰りにわたしが銀行に寄ってあなた達の分だけ下ろしてきてさしあげたんですけどね。








期待した私がアホでした。

ある晴れた日に

ある晴れた日曜日。





少しゆっくり寝て、



さぁ、夫のシーツを洗濯しよう!



と、寝具を色々ひっぺがして階下に行くと、

義母が洗濯してた。






うちではなんとなく、

月水金は義母、日火木土曜は私が洗濯する日、

という感じで回っている。





決まっているわけではない。





決まってるわけじゃないけど、

土日で普段洗えないシーツや枕を洗いたいじゃないですか。




お布団干したり。




なのに。




「あらー、なかなか起きてこないから、

洗濯しちゃった。」





なぜ。




起きてこなかったら洗濯しちゃうの?




どんな理論だ。





「だってほら、冬のごついものとかあるじゃない?

洗濯して片付けようと思って。」





平日暇でしょうに。




なぜ。




なぜわざわざ日曜に。





「二階に干していい?」




「せっかく一階に物干しつけたから、下で干せばいいのでは??」




「だってぇ、ヨレヨレのパンツとか、恥ずかしいじゃない!

道歩いてる人に笑われる!」




……




部屋に干せ。





「二階のベランダならすぐ乾くから!」




その理論でいくと、

マンションの一階にすんでるひとは、

二階以上の人にベランダを借りにいくと??







んなわけあるかぃ。







それよりびっくりしたのは、

ヨレヨレのパンツとかを干すのは恥ずかしいという感覚を、

義母がもっていたこと。






いままで平気でベランダに干してるから、

そんなこと気にしない人なんだと思っていた。






同居した当初、

私の下着も(分けてあるのに何故か)一緒に洗濯して、

堂々とベランダに干していた。






嘘でしょ…





と驚いて、

すぐに義母の目につかないところに置くようにして、

洗濯は自分でできるようにした。





下着って、部屋干しするものだと思ってたから、

普通に外に干す義母は

「下着だろうがなんだろうが外に干す」

という主義なのだと思っていた。






まぁアレだ、

正直、玄関横の庭に義両親の洗濯物が干してあるという光景は、

私達夫婦だって許し難いものではあったのだ。





でもそれより、

私の生活にこれ以上干渉してほしくないという気持ちの方が強い。




ただそれだけ。






わかってくれないよね…






そして次の日から、

私の洗濯したい日は雨だった。





雨女だからか??






私が一体何をしたというのだ。






義母の呪いのような気がしてならない二週間だった…






(´・_・`)

枯れ枝de カーテン


冬の終わり。



道路に面している猫の額のような庭は、

義両親の部屋からそのまま出られる場所。



庭に、フェンスがある。



そのフェンスに、ムカゴの枯れ枝がみっしり絡みついていた。



ムカゴは雑草?なので、育てているわけではない。



勝手に自生している。



抜いても抜いても生えてくる。



茹でると美味しいんだけど、まぁ何年かに一度、

気が向けば茹でて食べるくらい。




でも、その枯れ枝に隠れて、カマキリの卵がくっついている。




産まれたら恐ろしい数のカマキリがうじゃうじゃと…




群れてる物が苦手なので、卵を見つけたら毟り取るようにしている。




枯れ枝、枯れ草にかくれて、いくつかの卵が。




気持ち悪い…




仕事からの帰りに、いつも枯れ枝の見すぼらしさが嫌になっていたので、



思い立って枝を全部取ることにした。




枝切りバサミで、30分くらい格闘して、

やっと殲滅。



ふへー、スッキリした!!!



と、自己満足。




ゴミ袋2個分。



大仕事。





すると、リビングで一休みしていた私に、

義母が話しかけてきた。




「庭のあれ、切っちゃったの?」



「はい、見すぼらしかったので。」



「部屋にカーテンなくて外から丸見えだから、

カーテンがわりにしてたのに。」




知らんがな。





義両親の部屋は和室のため、カーテンではなく障子がついている。




障子を開けると丸見えになると苦情がきたから、

引っ越してきてすぐに、スダレも用意してあげた。




が、スダレはつけない。




スダレをつけろ。





というか、なんでも私にどうにかしてもらおうと思うなと…





日がな一日ゴロゴロしてるだけだから、

外からあなた達はきっと見えないでしょう。




部屋の中を見られるのが嫌なら、

その部屋にあるガラクタやらなんやらを片付けてください。





と、イカってた冬から、半年ほど経ちました。




洗濯物をいつも二階に干しに来るのも大変だろうと、

庭へ出る場所に、突っ張り棒でできる物干しを購入。



これで、階段の上り下りもないし、

私が洗濯したくても義母が先に洗濯して干せないなんてこともなくなる。



良い買い物をした。








と、思ってたのに。




義母はその物干しに、スダレをかけていた…




ʅ(◞‿◟)ʃ








「明日、洗濯物、二階に干していい?」



「いや、せっかくつけたんだから、下に干せば…」




「だって、雨だから。部屋干しするしかないじゃない。」




「あー、雨…」




「そ、雨。

ね?うふふ…」





うふふじゃねぇ。




Σ(-᷅_-᷄๑)っ







結局、物干しはスダレ掛けになり下がり、

洗濯物は二階に干しに来る。




「せっかくつけたんだから、下に干せば…」




「だって、二階の方がよく乾くきがするの」




あなたたち、ここに来るまで二階のある家なんて住んでないじゃないか。



普通に一階で干してたじゃないか。



一階で乾くわ、そんなもん。




あぁ、いつになったら関わりを持たず生活できるのだろう…




(T-T)