義母は非人類(わたし的に)

義両親との突然の同居。同じ人間なんすか?

母の日


母の日。


お母さんに感謝を伝える日?


義母にも?


と、頭を傾げながら毎年なにか贈っていたけど。


今年はどうするかなぁ、とまた考える。


夫は必ず「何か準備した?」と訊く。


めんどくさ。


実家には、お花とお菓子を送った。


どうするかなぁ…


と考えるのも面倒になり、安く済ませておけば、まぁ角は立たないだろうと。


気持ちだから、気持ち。


スフレ型にプリザーブドフラワーが入ってるのと、お菓子の詰め合わせを贈ることにする。


気持ちだから。


「いつもお世話になってます〜」
と、プレゼントを渡す。


「うわっ、あっりがとぉぉ〜、ごめんねぇ気を遣わせて」


「で、これ、何?どうするの?たてかけたら転がるんだけど


丸いスフレ型に入ってるから、それはまぁ転がりますよね…


「そのまま、テレビの前にでも飾ってもらえれば、どうでしょう?」


「ふぅん。あ、それから、お菓子、ほら、太るから。半分あげる」


普段、間食めちゃめちゃしてるじゃないか。


なんだそれ。


頑なに断るのもめんどくさいので、いただきました。



そして、外出していた夫と息子が帰宅。


「おかーさん、いつもありがとう!!」


と、寄せ植えをくれた。




ラベンダー、欲しかったんだよね。


嬉しい。


「はぁー、でも高かったー」


と、ぶつぶつと言っている息子。


すまんのー。



寄せ植えなので、せっかくだから地植えにしようと、猫の額のような庭に植えることに。



義両親が来てから、妙なモノが植わっているのは知っていた。


が、ひさびさに庭に降りると、えらいことになっていた。



何かが植わっていた鉢には大量のポピーが咲き誇っている。


その隣と前には、全く手をつけられていないアロエがザクザクと痛そうに伸びている。


庭の真ん中あたりには、豆苗と小松菜と菜の花が。


なんだこれ。


隙間しかない。


ラベンダーとカーネーションペチュニア、どこに植えてあげようかと悩んでいると、


「あら、それ、植えるの?」と義母。


「はぁ、せっかくなので地植えにしようかと思ったんですけど…この菜の花とか、育てるんですか?」


「うーん、まぁ花が終わったら抜こうかなとは思ってるけどね。豆苗も、二回食べたのよ。小松菜も何度かね!」


なんの自慢か知らんが。


小松菜は3株ほどあるだけ。


なんでも、ご近所から根がついたままもらったのを植えたらしい。


何度も言うが、そういうのもいいけど、米粒を大量に流すのをまずやめていただけませんかね…いや、直接言ったことはないんだけども。


「うーん、アロエ、移動してもいいわよ?」


「これ、何かに使うつもりで?」


「そう、だって、キズにつけたらすぐ治るのよ?

胃が痛くなった時に食べたら、あっという間に治るし!

まさに医者いらず!


めちゃめちゃ医者行っとるがな…



「はぁ…使うんですね…」


「うーん、まぁここ何年も使ったことないけど


無いんかぃ。



てことで、アロエ君には申し訳ないけど少し移動していただき、


陽当たりの良い場所に、ラベンダーとカーネーションペチュニアを植えました。



ラベンダー、アロエ、万両、小松菜、豆苗、カーネーション、菜の花、ペチュニア


という、あまりにひどいチョイスの庭の出来上がりです。



なんだかなぁ…