義母は非人類(わたし的に)

義両親との突然の同居。同じ人間なんすか?

煮物汁物

私はいつも、晩御飯は、ご飯、メイン、添え物、サラダ的な副菜、汁物、は必ず作っていた。

バランス。

食事は大切、いろんな食材を、他の料理とかぶらないように、味付けも色々考えて。

バランス良く。

料理は唯一好きな家事だというのもあるけど。

 

義母は、別に暮らしている時、ちょこちょことおかずをおすそわけしてくれた。

煮込みハンバーグ、筑前煮、唐揚げ…

いつも美味しくいただいていた。

だから、こんなに晩御飯に苦しまされるとは思ってなかった。

 

「豚こまと豆苗あるんで、なんかお野菜と卵使ってオイスターソースで炒め物でも…」

「ん、わかった」

 

帰宅。

豚こまと豆苗だけの炒め物。

 

豆苗、炒めたからすごく貧相な草に。

豚肉は冷蔵庫に入ってた1キロくらいを全部使用。

「だって、お野菜使っていいのかわからないから〜」

 

この日の献立

 

*ごはん

*豚肉(大量)と豆苗の炒め物

 

以上。

 

「お義母さん、申し訳ないんですけど、お味噌汁かなんか、汁物もつけていただけますか。」

「うちは味噌汁は朝しか作らなかったから〜」

 

朝、義父に味噌汁を作っている義母。

銀色のパックを切ってお湯注ぐやつ。

 

レトルトやんけ。

 

「私たち、朝はパンなんで、是非夜に…」

ちょっと不満そうだけど、

「わかったわ」と納得してくれた。

 

 

そして。

 

「今日は…」

「トリの手羽元と厚揚げあるんで、それにレンコンとかお野菜入れて煮物とかお願いできますか」

「ん、わかった」

 

帰宅。

息子が、「おかーさーん、お味噌汁食べたい」

「へ?晩御飯は?」

「うーん、食べたんだけど…最近お味噌汁食べてないし」

「今日は何食べたの?」

「煮物。ご飯と煮物。」

 

ん?

汁物作ると言ってくれたのに。

どうした。

 

キッチンを覗くとお鍋が一つ。

 

手羽元とレンコンと厚揚げの煮物。

茶色い…

 

「ご飯と煮物だけ?」

「うん。おばあちゃんが、煮物だから汁物いらないよねー、って。汁あるじゃん、て」

 

ん?

 

 

                      煮物は汁物

 

新しい。

斬新。

 

て、いやいやいや。

 

 

お味噌汁、追加で作りました。

 

煮物は汁物。

じゃない。